イギリスで家を買う①

イギリスでマイホーム計画

持ち家文化が根強いイギリスは、家を買う人がとても多い。日本と違って家の価値は毎年右肩上がりになるため、投資目的で購入することも多くある。その結果、住宅価値が上がり、若い世代にとっては、昔ほど家を買うことが容易ではなくなってはいるものの、持ち家文化は未だに健在。我が家も住宅購入にむけて少しずつ動き始めました。

住宅購入に向けての大まかなプロセス(前半):

  • 住宅ローンの借り入れ額の把握:銀行や、Building Societyと呼ばれるモーゲージ会社を選定し、借り入れ額を把握する。現在は、それぞれのウェブサイトで、おおよその借り入れ額を把握することが可能であるが、モーゲージ契約をするにはクレジットチェック(年収、貯蓄額などの調査)が必要。
  • 購入したい物件をリサーチする。RightMoveのようなウェブサイトがとても便利!地域、予算額、家のタイプ、ベット数など、様々な項目で検索が可能。
  • 良さそうな物件が見つかると、管理している不動産に連絡し、House Viewing へ。
  • House Viewing で気に入ると、希望金額でオファーを出す。
  • 売り手が買い手のオファーを受理/拒否する。オファーの受理に関しては、オファー額だけでなく、買い手がFirst buyerかなども考慮される。
    *First Buyer:初めて住宅購入をする人を指す。家を何度も買い換えるイギリスならでは。
  • オファーが受理されると、売り手、買い手それぞれソリシターを雇う。
    *ソリシター:家の売買に関するLegal Documentsを代理で行なう日本での司法書士
  • 購入物件の調査を依頼する。築100年以上の住宅が多数あるため、家の状態等を調査する義務がある。モーゲージを組む場合、モーゲージ会社(銀行など)が手配することもある。

我が家は、約2ヶ月の時間を要し、ようやく調査段階まできたところ。各項目ごとに様々な人との関わりありがあり、それぞれにドラマがあり。。。比較的スローペースだとは思うけれど、夫婦で話し合ってやってこれたことは、良かったように思う。ビザに関してもそうだけれど、イギリスはとにかく1つ1つのそれぞれのプロセスが比較的長い。一つ一つにイライラしていたら、心身ともに疲労が増す。いついつまでに必ず終えたい/終えなければならない!というような状況もそれぞれにあると思うけれど、夫婦で協力しあって、大きな船に乗ったつもりでこなしていくことが大切かなと最近思います。秋までには引越ししたいなー、それまで、今住んでいる地域で、沢山の思い出が出来るといいな。